動画授業はスタディサプリとYouTubeどちらがおすすめ?

子どもの教育

自宅に居ながらプロ講師の動画授業を受けられるスタディサプリ。

安くて助かるけれど、実際のところどうなんだろう?
YouTubeとはどう違うの?1,980円を支払うメリットあるのかな?

この記事では、そんな疑問にお答えします。

いこま

こんにちは。
子ども2人がスタディサプリを受講しているいこまです。

ずばり、メリットは大きいですよ!

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YouTubeとスタディサプリに共通するメリット

まずは、YouTubeとスタディサプリの両方に共通するメリット、つまり動画で授業を見る、というシステムのメリットを見ていきましょう。

分からないところを繰り返し見ることができる

録画された授業の良いところは、繰り返し見ることができるという点です。

聞き取れなかったところや理解が追い付かなかったところを後回しにせず、すぐに巻き戻して確認することで、より効率的な学習ができます。

集団指導の塾だと自分だけのために流れを止められないから質問できない…

個別指導でも、先生に何度も同じことを繰り返させちゃうのはなんだか申し訳ない…

こんなふうに、周囲に対して人一倍気を使ってしまう子も、相手は動画ですから、ストレスを感じることなく自分が納得いくまで繰り返し確認することができますね。

また、わが家の長女はノートに書き留めるのが遅いタイプなのですが、動画での授業なら、自分のペースで一時停止しながら進められて助かる、と話していました。

書いて、まとめて、理解してから次に進みたい、というタイプの子にも動画授業のシステムは合っているのではないでしょうか。

すきま時間を活用できる

例えば電車や車での移動中、スマホを取り出して授業動画を見る。

病院やお店で順番を待つ間、タブレットで授業動画を見る。

そんなふうに、ちょっとしたすき間時間を勉強に充てることができます。

歩きながらなど画面を見られない場合でも、イヤホンでBGMのように解説音声を聞くだけでも知識を得られるのは動画の強み。

YouTubeには長時間BGM再生向けの聞き流しコンテンツもあるので、ジョギングしながら勉強しちゃうなんてことも可能です。

家から出なくてよい

うちのコイチが最も評価しているのがコレ(笑)

長女は「だってラクじゃん。パジャマでも気にしなくてもいいもん。」と言っております。笑

確かにそうですよね。

また、楽だからという理由のほかに、親の立場からすると「送迎が必要ない」という利点があります。

学習塾に通う場合だと、どうしても夕方から夜の時間帯に通うことになります。

そうすると、夕飯の準備に忙しい時間に送っていかなければならなくなります。

また帰りも遅くなりますから、夕飯食べて一休みしたい(私の場合は一杯呑みたい、ですが)ところをこらえてお迎えに行ったり、もう眠そうな弟妹を抱えてお迎えに行ったりしなくても済むのは非常にありがたい利点ですよね。

では次に、YouTubeを使って勉強をするときの利点を見ていきましょう。

YouTubeを使って勉強するメリット

次に、スタディサプリには無い、YouTubeのメリットをピックアップします。

YouTubeは普段から見ているお子さんも多いと思いますが、学習コンテンツとして見た場合にはどんな利点があるでしょうか。

無料

YouTubeの最大の利点は、なんといっても無料であることですね!

ただし、そのぶん再生前のCMがまどろっこしく感じたり、動画の途中でCMが入ってしまうことで勉強への集中力をそがれてしまうことも。

面白い

YouTubeは「面白さ」でも強みを持っています。

現在たくさんの教育系YouTuberさんが、趣向を凝らした学習動画を発信しています。

笑いを交えて楽しく知識を得ることができる動画が数多くあり、勉強そのものに興味を持てなかった子には、勉強にとりかかるきっかけの一つになり得るでしょう。

ジャンルが豊富かつピンポイントでディープな知識

ありとあらゆるジャンルがあり、専門的なジャンルの動画も多くあります。

その道の専門家が詳しい内容を解説しているチャンネルも。
知りたいと思ったジャンルをどこまでも追及していけると考えると、とても夢のある学習ツールですね。

また、勉強することに対する考え方や、効率的な勉強の仕方などを発信しているYouTuberもいるので、広いジャンルで知識を得ることができます。

YouTubeを使って勉強するデメリット

集中力の維持が難しい

ふだんからYouTubeをよくご覧になっている方はイメージしやすいと思いますが、人気の動画ほどCMが組み込まれていることが多いです。

テレビを見る感覚で視聴する番組なら良いですが、学習を目的として見る場合、このCMがなかなかのくせもの。

さあ勉強しようと思い立ってチャンネルを開いたけど、動画再生前のCMにイラっとしてしまったり、集中して視聴していた動画の途中で突然CMが入ってしまい、そこから気が散ってしまうことも。

また、表示されるおすすめ動画に気をとられて、勉強からそちらに注意をとられてしまう心配もあります。

動画の内容監修が無い

公開されるまでに多数のチェックが入るのが企業の動画。

それとは異なり、YouTubeは個人が誰の監修もなく発信できてしまうツールです。

もちろん、個人の意見や考えを手軽に発信することができるのがYouTube最大の利点であることは確か。

しかし、子どもの学習を目的として考えた場合には、その利点が逆に難点として作用してしまうこともあるのです。

個人が手軽に発信できるということは、誰のチェックもなく動画を掲載できてしまうということ。

大人にとっては問題がなくとも、子どもにはまだ見せたくない・聞かせたくない思想や映像が含まれている可能性も否めません。

大人から見れば「人それぞれ、いろいろな意見があるよね」と客観的にとらえることができる思想・考えであっても、そのユーチューバーを面白いと思って見ている子どもにとっては「その人の考えが世の中の正解」と思い込んでしまう心配もあります。

集中力があったり、一つのことに夢中になりやすい子どもほど、その危険性は高いでしょう。

見せる前には必ず保護者がチェックをしておきたいところですが、子どもは興味の示すままに次々と表示されるおすすめ動画を見てしまうため、全てをチェックすることは難しいのが現状です。

はじめのうちはお子さんと一緒に動画を視聴して、個人の思想や意見と学習内容とを切りわけて考える視聴のしかたを練習するのが理想かなと思います。

スタディサプリを使って勉強するメリット

次に、スタディサプリのメリットです。

講師の信頼性が高い

スタディサプリで動画授業をされている先生方は、学校、塾、予備校で指導経験があることはもちろん、参考書の出版や監修をされている方がほとんど。

中にはNHKの語学講座テキストを手掛けた先生や、人気参考書の「カゲロウデイズで…」シリーズを監修された先生などもいるため、講師の指導技術・知識に対する信頼性は高いと言えるでしょう。

系統立てて進められる

スタディサプリの授業は学校の教科書別に進められる科目もあります。

英語と国語は出版社別の講義動画があり、自分の学校で使っている教科書を見ながら勉強できるため、定期テストの勉強にも使いやすいです。

数学・理科・社会は分野ごとに整理され、さらに講義シリーズが「基礎」「応用」のレベル別になっています。

自分の苦手分野は基礎編で、得意分野は応用編をと使い分けて効率的に受講することも可能です。

進度を確認できる

スタディサプリでは保護者アカウントも作成し、保護者向けにお子さんの学習状況報告メールを配信することができます。

コイチ

えー!スタディサプリやってるフリして面白動画でも見ようかと思ったのに…

バレちゃうのか~

これは私が加入を決めた一つのポイントでもあります。笑

真正面から「あんた数学ぜんぜんやってないでしょ!」なんて言ってしまうと、言われるほうも監視されてる感が強く反発します。

わが家はコイチが特にそのタイプなので、見てるぞ感は可能な限り押し殺し「そういえばスタサプどう?何か面白い講座あった?」「この前わかんないって言ってたとこ、どう?該当する講義見つかった?」くらいの声掛けをするように心がけています。

(とは言っても、あまりにやらずゲームばっかの姿を見ると、つい「いつやんの?(怒)」とやってしまいますけどね…笑)

5教科以外の動画授業も興味深い

スタディサプリには、学習科目だけでなく、英検や日商簿記検定などの各種検定試験や公務員試験の対策講座も見ることができます。

視野を広げるための教養講座 「 未来の教育講座 」と題した様々なジャンルの講義動画もあります。

iPhoneアプリやWEBデザインのプログラミング授業、プレゼンテーション技術や、さらには投資などのマネー教育の授業まであるんですよ!

月額1,980円でこれらの講義を見放題だなんて、大人でも受講したいくらいですよね。

>スタディサプリの講義一覧(PDF)を見る (新しいタブで開く)”>>>スタディサプリの講義一覧(PDF)を見る

スタディサプリで勉強するデメリット

お金がかかる

1,980円で定額見放題とはいえ、勉強してもしなくても必ずお金がかかってしまうのがスタディサプリ。

質の高い授業動画を好きなだけ見ることができるわけですから、その授業料と思えば安いのですが、YouTubeの無料と比べてしまうとデメリットといえます。

無料で企業が提供する授業動画を見るならば、家庭教師のトライが提供しているTry itを利用するのも一つの手です。

授業の質はしっかりしており、視聴も無料。
コンテンツの数がスタディサプリに比べるとかなり少ないのは残念ですが、無料で講義を見ることができるわけですから十分なサービスです。

とにかくお金をかけたくない、節約しながら頑張りたいという人はこちらがおススメです。

おススメの使い方は「スタディサプリで知識のベースを作り、興味ある分野をYouTubeで学ぶ」

ここまで取り上げてきたスタディサプリとYouTubeの特徴の違いから、私は

「スタディサプリで系統立てて教科を学び、興味を持った分野の専門知識をYouTubeで探してみる」

という学び方を提案したいと思います。

学力の基礎となる部分を学んでいる間は、わからないと感じたところをさっと確認できるシステムが整っているスタサプで基礎を積み上げる。

基礎ができていく間に興味を持つ分野が出てきたなら、それに特化したチャンネルを探しYouTubeで知識を得る。

あるいは、スタサプでもわからなかったところをYouTube動画検索し、ピンポイントで解説している動画で学ぶ。

こんな使い方です。

また、そもそも勉強のやり方がわからないというお子さんには、YouTubeの勉強の仕方を説いた動画を入り口に据えてもいいかもしれません。

勉強のやり方を知ったうえで、基礎部分をスタサプで積み上げる。

わかることが増えていくにつれ、勉強が面白いと感じてくれるのではないかと思います。

いずれの使い方にしても、メインの幹となる部分はスタサプでがっちり積み上げ、枝葉の部分をYouTubeで補うようなイメージですね。

そうすることでより効率的な学習ができるのではないでしょうか。

スタディサプリは無料お試し期間もしっかり設けられています。

お子さんが実際に続けることができるか心配な方も、まずは無料お試しでお子さんに見せてみることができるので安心ですね。

>>スタディサプリ中学講座 公式ページで詳細を見る