お子さんが野菜を食べてくれないなど、偏った食事が続くと健康が心配になりますよね。
現在中学生になったわが子コイチも、幼い頃は好き嫌いが激しく偏食のひどい子でした。
野菜は全拒否、食べるものはご飯とうどんと果物だけ!
でも、そんなコイチも「こびとさん」を登場させたことをきっかけに、少しずつ偏食しなくなっていったんです。
「こびとさん」ってなんのこと?
「こびとさん」とは、栄養素を摂取する身体のシステムをわかりやすく擬人化したものを指す、いこま家用語です。(^^;
よく子供向けの図鑑などで、赤血球が酸素を運んだり、胃酸が食べ物を溶かしたりする様子を擬人化し、イラストにした解説を見かけますよね。
あれを見てコイチが「こびとさん」と呼んだことから始まり、いつの間にかわが家に定着していた言葉です。
(そのため、なにかの専門用語などでは全くありませんのであしからず…)
なぜ偏食対策にこびとさんが活躍するの?
「こびとさん」に食事をあげなければならないからです。
図鑑でこびとさんの存在を認識したコイチ。
これ幸いと、コイチの身体の中にもこびとさんがいるんだよ、こびとさんはコイチが食べた栄養をもらって生きているんだよ…と伝えたところ、コイチの目がキラキラ✦
動物好きでペットに餌やりするのが大好きなコイチは、自分の身体の中に生き物を飼っている気分になったようでした。
そこでこんなやりとりを。
コイチのお腹にはね、小さい小さいこびとさんが住んでいるんだって。
こびとさんはご飯を食べると、頑張ってお仕事してコイチのことを元気にしてくれるんだ。
だからいろんなご飯を食べて、こびとさんにコイチを元気にしてもらおう!
こびとさんはごはんがすきなの?
ご飯好きなんだって。コイチと同じね。
でも、ご飯だけだとこびとさん風邪をひきやすくなっちゃうから、野菜も食べたほうがいいんだって。
でも、コイチは野菜好きじゃないし…困ったね。
コイちゃんこびとさんにやさいあげる!
こびとさんかぜひいたらかわいそう!
こんなようなやりとりがありまして、あっさりと野菜を口にしたんです。
どんなに料理を工夫しても、口元に運んでも、口を真一文字にギュッと閉じて決して開けようとしなかったコイチなのに、こびとさんのためにあっさりと。
さらに、こびとさんは小さいからよく噛んで小さくしてから飲みこんであげてね、と伝えたらしっかりモグモグしてから飲みこみました。一石二鳥!
わが家のこびとさん効果はこんな感じで絶大でした。
こびとさんで身体の仕組みを知る
さらにこびとさんは大活躍。
食べ物を食べてから、胃で溶かし、腸で栄養を吸収、不要となったものを排出する、という身体の仕組みをコイチがイメージするのに役立ってくれました。
図鑑を購入し、イラストを見ながら説明することで、より想像しやすかったようです。
ころんでケガしたら血が出るのも、かさぶたができるのも、こびとさんがお仕事しているからだよ、と説明することができました。
病気のときにもこびとさん大活躍
体調を崩してお薬を飲ませたいとき、お薬飲む前に何か少しお腹に入れて欲しいなと思いますよね。
そんなときもこびとさんがいれば納得しておかゆを食べてくれたり、水分をとってくれたりします。
お熱が出てつらいときも、
「こびとさんがばい菌と戦っているからだよ、戦いに集中できるようにお目目を閉じて眠ってあげようね…」
これで納得して寝てくれました。
体調を崩すとただでさえ機嫌が悪くなって大変ですが、こびとさんのおかげでどんなに助けられたことか。
頼り過ぎには要注意
そんなわけで、何かとこびとさんに頼りっぱなしでした。
が、偏食解消のためにこびとさんを頻繁に登場させ過ぎたところ、コイチの小人さんに対する扱いがぞんざいになってしまいまして…
「こびとさん、もっと食べたいんじゃない?」と言えば「あんまりたべすぎるとおなかこわしちゃうからもういーよ」
「トマトも食べてあげたらいいんじゃない?」と言えば「このまえたべたからいーよ」
こびとさん効果激減でした。…ご利用は、計画的に(^^;
何はともあれ、この「こびとさん」。
なかなか食べてくれないと困っているお子さんにいは効果があるかもしれませんので、ものは試し、トライしてみてください。
どの子にも効果があるとは限りませんが、お話するだけでできることなのでどうぞ試してみてくださいね。
皆さんの子育てが少しでも楽に楽しくできますように。
成長したコイチとコニの「こびとさん」
ちなみに現在のコイチとこびとさんの関わりはというと…
「こびとさんも、メジャーになったもんだね。」
酸素を運ぶ赤血球を主人公に、白血球や免疫細胞などがウイルスや細菌から体を守る様子をコミカルに、でも詳しい知識も合わせて読めるため学習漫画としても注目されています。
コイチもコニも、そして私も好きで全巻買いそろえてしまいました。
これも、こびとさん効果…笑
より知識を深めたいときはこちらも良いかも。
コミックスはちょっと絵が残酷なシーンもあるので、年齢の小さなお子さんにはアニメも良いかもしれません。
血小板ちゃんがとっても可愛らしいです(*´ω`)